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 某月某日。ちなみに平日。
 正義の味方こと、あたし、杉浦碧はホームグラウンドである風華学園の社会科準備室にいた。
 パソコンのモニターを見つめながら、かたかたとキーボードを両の指先で叩く。
 室内には恭司くんもいる。恭司くんは隅に置かれてるコピー機の前に立っていた。
 窓の外は真っ暗で、すっかり夜の帳が下りてる。

「ん~……外暗くなっちゃったねぇ。なんか雨も降りそうだし、早く帰った方がいいかな。恭司くん、終わりそう?」

 あたしは手を止めて、パソコンの向こうを見た。

「そうですね……あと100枚ほどコピーすれば終わりです。碧先生はどうですか?」
「あたしはレイアウト整えたら終わり、かな。それにしても雲行きが怪しいなー……あ、雨が降ってきた」

 空から零れ落ちた雫が、ガラス窓にポツポツと当たった。それはすぐに、大降りに変わる。
 やだなぁ、今日は傘持ってきてないのに。

「ひどくなってるな……」

 恭司くんも窓の外を見て、苦く呟いた。
 って、あっ……光った。

 窓の外から室内に強烈な光が一瞬、閃光となって射す。そしてそれほどの間もなく、地響きみたいな重い音が聞こえてきた。

「うわっ。雷、近いねぇ」
「ええ……」

 恭司くんが言った瞬間、あたしの視界は闇に包まれた。同時に、咄嗟に耳を塞ぎたくなるほどの音が轟く。

(嘘っ、落ちた!?)

 停電。その単語が脳裏を駆けた。
 雷が近くに落ちたらしく、電気の供給が断たれたみたいだった。まぁ、一時的なものですぐに回復すると思う。

(それにしても……)

 雷は遠くなってるけど、窓を通して閃光が室内に一瞬の光を齎す。その度に中のものが一瞬だけ照らされる。

「古臭いホラー映画みたいだねぇ」

 むか~しのドラキュラとかそこら辺の映画。あれって照明とか使って雷を演出してるのかな? いやー、別に興味はないけど何となく疑問。

「碧先生」
「うおぅっ。な、なに恭司くん?」

 いきなり声が聞こえて、あたしはビクッと肩を揺らした。
 声に振り向けば、ちょっと驚いた顔をしている恭司くんがペンライトを持って立っていた。彼はあたしの反応に何を思ったのか、ふっと柔らかく微笑んだ。

「大丈夫ですよ。すぐ点きますから」

 そう言って、恭司くんはあたしの頭にぽんぽんと触れた。あやすような感じだけど、少し嬉しい。
 ……ほら、あたしも乙女だし?

「あ……」

 などと思っていると、パチパチッと電灯が瞬いて室内に光が戻った。電気の供給が回復したみたい。

「ありがと、恭司くん」
「いえいえ」

 恭司くんはペンライトを消して、穏やかな笑顔を返してくれた。そして、仕事の続きをしにコピー機の元に歩いて戻っていく。

 さて、あたしもさっさと仕事を終わらせますかぁ。って、

「あ、あぁぁぁぁっ!?」
「どっどうしたんですか、碧先生!?」
「恭司く~ん、どうしよー。保存してなかったのに~。後ちょっとで終わりだったのに雷でパソコンの電源落ちちゃったよぉ」
「えぇ!?」

 ああ、今夜お家に帰れるかなぁ……しくしく(涙)。






あとがき的な。
ムシャクシャしてやった。今は反省している。(犯行動機もとい執筆動機)
個人的に 『碧ちゃん分』 が足りなくなっていたので。

では、小説を書きに戻ります。
その前にweb拍手レス、続きからどうぞ。

>うぅ…、奈緒、ええ子やなぁ……
ええ子ですよ、奈緒は。
普段ツンケンしてても本当はいい子なんだと思います。
2008.03.08 Sat l SSネタ l COM(0) TB(0) l top ▲

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